入院に備えておくと安心

病気が見つかりほとんどの場合は予め入院日が決まっている場合が多いと思いますが、ケガや検査して当日にそのまま入院ということもあり得ます。もしもの時に備えて入院を想定しておくと安心です。急な入院の場合は慌ててしまいますが、現在の病院では最低限のものは揃っているので、基本的に心配はありません。その上であるとより良いものはあります。

まず病院側が知りたいのは病歴や普段飲んでいる薬の情報です。「おくすり手帳」は病院との情報交換に大変役立つので普段から用意しておきましょう。大きな病院では下着など生活必需品は入院してからでも売店などで購入できる場合がほとんどですので、急な入院でも心配いりません。また、なんといっても携帯電話と充電器です。予備のバッテリーは必ずもっていきましょう。現金もある程度は必要ですが、セキュリティ的な問題から高額な現金は持たないようにするのが得策です。入院費用などは退院時に用意すれば良いので貴重品は最低減にしておくほうがよいでしょう。

入院すると治療費が心配だと思いますが、高額な医療費を支払ったときは「高額療養費制度」で払い戻しが受けられます。高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは大きな負担になります。「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、1ヵ月 (1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額までとなります。必要な書類や条件などは病院で確認してください。

入院生活は何かと制限されることも多いですが、何よりも重要なことは治療の専念することです。治療のことだけではなく、入院生活で困っていることがあれば、遠慮なく医師・看護師さん等に相談しましょう。

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