- 2021-12-1
- 東洋医学
未病を治す
東洋医学では、体を構成しているのは気・血・津液で、これらが様々な要因で損傷されたり、正常な働きが阻害されたりすると、体の全体のバランスが崩れ、病気になると考えます。まだ発症までには至っていないが、正常な状態ではない状態を『未病』といい、崩れた体のバランスを整えず、さらに状態が悪化すると『病気』が発症すると考えます。
「不定愁訴」(自覚症状を訴えるが病気が見つからない状態)も、未病の段階で正常な状態に戻すためのシグナルとして重要視します。
何事もバランス
古代中国の思想である「陰陽論」と「五行説」が東洋医学の基本的な考え方です。五行説の木・火・土・金・水を体の各部に当てはめ、一部が弱ったり過剰になるなどしてバランスが崩れると病になると考えられています。