- 2022-2-10
- 運動
外反母趾の進行を防ぐには足指の運動を
足の親指(拇指)の先が人差し指(第2趾)の方に「くの字」に曲がり、外側に変形(外反)した病態を外反母趾といいます。
主な原因は、つま先が細くなった幅の狭い靴を履くことで、ヒールの高い靴は親指のつけ根にかかる力が増えてさらに変形を強くしてしまいます。また、加齢や生まれつきの足の形も関係しています。
外反母趾の悪化を防ぐには、親指が曲がったまま固まらならないように、足の指を動かす習慣をつけることが大切です。以下のことをすることで、悪化を防ぐことができます。
■【運動】
□ 全ての指と指の間を手でしっかりと広げる。
□ 自分の足の指の力だけで指と指の間を広げる。
□ 足の指を「グー・チョキ・パー」の形にするのを繰り返す。
□ ゴムひもを両足の親指にかけた状態で左右の足の距離を広げる。
□ 床に敷いたタオルを足の5本の指を使いたぐり寄せる。
ポイント:指先ではなく指の付け根から曲げてタオルを掴み、掴んだら足指をパッと開いてタオルを離すのを繰り返す。
□ アキレス腱を伸ばす。
靴も要注意
□ 親指を外側へ圧迫するような靴の使用を避ける。
□ 親指のつけ根はフィットし、先はゆったりとした履物を選ぶ。
参考文献:日本整形外科学会 症状・病気をしらべる「外反母趾」(https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hallux_valgus.html)
日本足の外科学会 足の疾患ガイドシリーズ「外反母趾」(http://www.jssf.jp/pdf/pamph_outside.pdf)