ノルディック・ウォーキングで、手術回避できた患者さんも

ノルディック・ウォーキングで将来の寝たきり回避

「ノルディック・ウォーキング(スキーのように2本のポールを使う)」は、1930年代初めにフィンランドのクロスカントリースキーチームの夏場のテクニックトレーニングとして、ポールを持ってハイキングやランニングをした事からはじまりました。スティックを使うことで、正しい姿勢で歩行することができます。

運動可能になり手術を回避できた患者さんも

脊椎脊髄に問題がある方、多くの関節に障害を持った方にも、「ノルディック・ウォーキング(スキーのように2本のポールを使う)」がお勧めです。
普通の1本杖で歩いていると、かえって姿勢が悪くなることが少なくないのですが、ノルディック・ウォーキングでスキーのように2本ポールを使うことにより、四足歩行になり姿勢が矯正されます。また、歩行も安定します。
姿勢が悪い人は、腰が曲がり、首もそのため変形しています。しかし、姿勢が良くなると、首の変形も軽減します。また、ポールを使うことによって、肩や手の筋肉が鍛えられるため、様々なメリットがあります。まず、上肢を含め、より多くの筋肉を使うため、エネルギー消費が1.3倍から1.5倍くらいになります。もちろん、ダイエットにもなります。姿勢が良くなって、早く歩けるので、足腰が強くなります。常に肩の筋肉を使うので、肩こりも治ります。
ノルディック・ウォーキングの歩行訓練で、車椅子が必要だった患者さんでも、何とか歩けるようになった例もあるとのことです。

桜の花出版編集部(編)『国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国名医1045人』桜の花出版、2020/8/16、ISBN:978-4434275999 より

関連記事

ページ上部へ戻る