がんの免疫治療

がんと診断された場合、どこの病院(主治医)を選ぶかが治療の方向性を決める重要なポイントとなります。現在は医師個人の力量だけではなく、チーム医療も大変重要ですのでなるべく施設が整い、病院スタッフも経験が豊富で、サポート体制が充実した病院を選ぶことが望ましいです。すでに治療中の方も一度、セカンドオピニオン(主治医以外の医師による見解)を受けることをお薦めします。その際はまず「がん診療連携拠点病院」に相談に行くのが望ましいでしょう。「がん診療連携拠点病院」では治療だけではなく、「がん相談支援センター」など様々な医療サポート体制が取られており、安心して治療に専念できます。

これまでがんの治療には手術、放射線治療、抗がん剤の三大治療法が標準でした。これに「第4の治療法」として「がん免疫療法」が加わり、注目を集めています。代表的なのがノーベル賞を受賞した本庶佑先生の研究から生まれた「オプジーボ」です。その他にも様々な薬が開発中です。しかし、がん免疫療法は画期的な薬である一方、副作用もあります。緊急時にすぐに対応することができる入院施設のある病院を選びましょう。現在では、放射線治療も重粒子、陽子線治療など進歩しています。がん治療に関する情報は溢れており、すがる思いで様々な治療法を調べている方も多いと思いまが、自由診療のがん治療には効果が証明されていないものが多くありますので十分に注意してください。どれが本人に最適なのかは、よく主治医と相談し、セカンドオピニオンなど利用しながら最適な治療法を決めるようにしましょう。

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