「血管外科」って、何?

血管の障害の症状はいろいろ

全身には、血管が張り巡らされています。脳の血管に障害が起きる脳卒中や脳動脈瘤には神経内科や脳神経外科、心臓の血管に障害が起こる心筋梗塞や狭心症などは循環器内科や心臓血管外科が主に治療しています。
その他の血管障害には、「腹部大動脈瘤」、「末梢動脈疾患」、「下肢静脈瘤」、「深部静脈血栓症」、「リンパ浮腫」などがあります。
「腹部大動脈瘤」を心臓血管外科で、「下肢静脈瘤」は循環器内科が対応する場合や、国立循環器病研究センターのように心臓血管外科と血管外科が独立している場合もあります。同病院の血管外科は、胸部大動脈疾患(大動脈瘤と大動脈解離)、腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、急性動脈閉塞、内臓動脈瘤、下肢静脈瘤、慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対応しています。

治療に最適な科にたどり着くために

血管の障害による症状は多岐にわたり、専門的な治療を行う科は病院により違いがありますが、何か自覚症状があったらまずは早めにかかりつけ医に相談しましょう

桜の花出版編集部(編)『国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国名医1045人』桜の花出版、2020/8/16、ISBN:978-4434275999 より

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