一見肥満でなくてもサルコペニア肥満が進行中かも

内臓疾患のリスクが肥満単独よりも高いサルコペニア肥満

サルコペニアとは、加齢とともに筋肉の量が減少し、機能が低下した状態です。近年、サルコペニア(筋肉の減少)と肥満(体脂肪の増加)が重なって起きるサルコペニア肥満が、特に内科分野で問題になっています。筋肉の減少による運動能力、機能低下の他に、内臓疾患のリスクも肥満単独よりも高くなるとされています。一見肥満はなくても、筋肉組織の中の脂肪が増加してサルコペニアが進行していることがあるので要注意です。ロコモティブシンドロームとともに、筋肉の重要性は特に注目されるでしょう。

『桜の花出版編集部(編)『国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国名医1045人』桜の花出版、2020/8/16、ISBN:978-4434275999 より

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