とっさの時に必ず役立つ!救急時の対応と備え

日頃の準備で、素早く動ける!

身近な人が明らかにおかしい、救急の対応が必要といったとき、何も知らないとただ立ちすくんでしまい動けないでしょう。少しだけでも知識があれば動けます。初期対応は、その後に大きく影響します。
以下のような基本事項に日頃から目を通し、機会があれば講習会にも参加してみましょう。

倒れている人を見かけた時の対処

119番とAEDでの救命 1秒でも早く!

①呼び掛けて反応を確認する。反応がない、呼吸がない場合には大声で近くにいる人に協力を求め、119番通報とAEDの準備を頼む。
※119番したら電話を切らずに、情報の連携を行うようにする。
電話の指示を受けながら、より的確に対応できる可能性がある。
※『緊急通報位置通知』…携帯電話(アナログ、IP電話)からの緊急通報は警察・消防などの受理先に発信場所が自動的に通知される。

②AED が到着したら、ふたを開け電源を入れる。ふたを開けると自動的に 電源が入る機種もある。操作は音声ガイドに従って行う。電気ショック が不要な時は AEDが自動的に判断して電気ショックは行われない。

③救急隊が到着したら、倒れたときの状況について、手短かに説明する。
※緊急時のための覚書 ABC+D 
  A 起動確保
  B 人工呼吸(省略可)
  C 胸骨圧迫(心臓マッサージ)
  D 除細動(AED 電気ショック)
※具体的には「日本救急医学会 市民のための心肺蘇生」で検索を。

喉にものが詰まった人への対処

異物を吐き出させる。うなずく等が精一杯な状態であれば「窒息」と判断し速やかに救急車を呼ぶ。予め、「ハイムリック法 動画」、の「背部叩打法 動画」、「指交差法 誤嚥」の検索キーワードで動画を確認してから行う。掃除機で吸い出す。衛生面に問題あるが命優先(掃除機取付ノズル有)。喉に詰まった異物応急処置器具 吸引フラットノズル2,000円程

アナフィラキシーショックの緊急処置

食べ物や蜂、薬物等のアレルギー物質により短時間で全身のアレルギー症状が現われ血圧低下や意識低下など起こした場合、重症時はすぐに救急車を呼ぶ。
①その場で仰向けにして寝かせる。足の下に物を入れて頭より高くする。
②エピペン(自己注射する補助治療剤)を処方されている患者の場合、例示された症状が1つでもあれば躊躇せず注射をし、すぐ救急車を呼ぶ。

救命講習 救命学習

市町村の消防本部による応急処置技能認定講習。消防局・消防本部が指導し認定する公的資格の一つ。応急処置の技能が指導される。東京消防庁の電子学習室HPで応急手当について詳細に学べる。

◆救急車か?今すぐ病院か?迷った時は 救急相談センター
   ♯7119 (東京・横浜・大阪等:携帯、PHS、プッシュ回線)
◆全国版救急受診アプリ Q助(スマホ、ウェブどちらからでも) 
 該当する症状及び症候を画面上で選択。今必要な対応、医療機関等が分かる。

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