5月病を放置しないで

春は穏やかで心落ち着く季節ですが、一方で、環境の変化などから、憂鬱な気分に陥る人も少なくありません。いわゆる5月病です。
一般に、5月病は適応障害の一種として扱われますが、厚労省のページでは、適用障害について、以下のように説明しています。
「日常生活の中で起こった出来事や環境に対してうまく対処できず、心身に様々な症状が現れて社会生活に支障をきたす状態をいいます。ストレスの原因が明確であることが定義上重要となります。
症状はゆううつな気分、不安感、頭痛、不眠など、人によって様々ですが、仕事や学業などを続けたり、対人関係や社会生活を続けることに問題のある状態となります。これらは一般的には正常な人にも現れる症状ですが、適応障害の場合はそれを超えた過敏な状態となります。」
ストレスにいかに上手く対処できるかどうかが、5月病の対策として重要なことがわかります。

ストレスへの対処とコミュニケーションを大切に

ストレスに対処する一番よい方法は、そもそものストレスの原因から離れることと言われていますが、新しい学校や職場がストレスになっている場合、それも簡単ではないでしょう。
意識してリラックスするようにしたり、自分の好きなことに没頭する時間をとったり、といった簡単なことでも随分と気分が晴れることがあります。
しかし、自分だけでなんとかしようとせずに、家族や信頼できる人に相談したり、早めに心療内科や精神科を受診することも大切です。
5月病を放置しておくと、本格的なうつ病に進んでしまうこともあります。うつ病になってしまうと、自分自身にも大きな負担がかかってしまいます。
頑張りすぎる傾向のある人は特に、無理をせず、完璧主義に陥らないようにして、積極的に人とのコミュニケーションをとるようにしましょう。
バランスのとれた食事と適度な運動、質の良い睡眠も大事です。

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