コロナワクチンの予防接種率が頭打ちになっているとのこと、1回目、2回目の予防接種での副反応に懲り、また3回目の予防接種が済んだ方でも感染したとのニュースに接すると、3回目を積極的に打とうというモチベーションにつながらないのかもしれません。
しかし、3回目の予防接種にノババックスを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
ノババックス社が開発したワクチンを武田薬品工業株式会社より薬事承認申請されたものです。以下、東京都福祉保健局ホームページからの情報をご紹介します。
mRNAワクチンではなく、すでに広く接種が行われているタイプ
これまで国内で使用されている、ファイザー社や武田/モデルナ社の「mRNAワクチン」と、アストラゼネカ社の「ウイルスベクターワクチン」とは異なり、本ワクチンは、「組換えたんぱくワクチン」という種類になります。この技術を使ったワクチンは、すでにB型肝炎などで実用化されていて、広く接種が行われています。
患者さんの適応広がる
これまで他のワクチンでは、医師が医学的知見から、接種を受けることが困難であると判断した場合等、何らかの理由で接種が困難であった方は、本ワクチンで接種できる可能性があります。
オミクロン株についても中和抗体価が上昇したとの報告
ノババックスの3回目接種から28日後の中和抗体価は、2回目接種から14日後の中和抗体価よりも約4倍高く、一定の有効性が期待できるとされています。
1・2回目接種で他のワクチンを接種し、3回目接種でノババックスを接種した場合、海外で実施された試験では、抗体価が有意に上昇したことが報告されています。
また、オミクロン株に対しても、ノババックスを3回接種することで、中和抗体価が上昇したとの報告があります。
安心して夏を過ごすために
日本での新規感染者数が、世界一という信じられないニュースが飛び込んできています。しかし、今のところ目立った行動制限は出されていません。毎日のニュースを見ている限り基礎疾患がない場合、よほどのことがない限り自宅療養となりそうです。折角の夏、予防接種を受けて、安心して過ごしたいものです。
東京都福祉保健局「武田社ワクチン(ノババックス)について」
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/coronavaccine/Novavax.html(最終アクセス2022年7月31日)