手術で治る認知症もある!腰椎-腹腔シャント術(L-Pシャント術)

手術で治る認知症もある!

近年、脳神経外科手術で改善する認知症として「特発性正常圧水頭症」が注目を集めています。認知症やパーキンソン病と思われている患者さんの中で、この特発性正常圧水頭症であるにもかかわらず正確に診断されずにいる人が10%近くいるとの報告もあります。水頭症とは、頭蓋内を循環して脳や脊髄を保護している脳脊髄液が異常に増える疾患です。急性の水頭症とは別に、少しづつ症状が進むタイプの特発性正常圧水頭症の場合は、“特発性”とあるように原因ははっきりしていません。この三大症状としては『歩行障害』『尿失禁』『認知症様症状』が挙げられます。

脳を傷つけない治療

特発性正常圧水頭症の患者さんに、脳を傷つけない治療法として『腰椎-腹腔シャント術(L-Pシャント術)』が多く行われています。手術は腰に針を刺し脊柱管内と腹腔内をチューブで繋ぎ、余分な髄液を背中からお腹の中に逃がす方法で、その有効性は多くの研究で実証されています。

桜の花出版編集部(編)『国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国名医1045人』桜の花出版、2020/8/16、ISBN:978-4434275999 より

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