ブタの心臓を男性に移植、世界初、米国メリーランド大学

ブタの心臓を男性に移植、世界初、米国メリーランド大学

米メリーランド大学医療センターは、遺伝子操作したブタの心臓を人に移植する手術を実施したと2022年1月10日に発表しました。
BBCニュースによると、手術を受けた男性57歳は、今回の移植の前に、男性の状態が悪く人間の心臓の移植は適さないとの診断を受けていたのですが、6週間も生命維持装置につながれ寝たきりの状態で、心臓移植しなければ命にかかわる状態だったため、米医療当局が特別な許可を出したということです。アメリカでも臓器移植を待つ人々は10万人いるとされ、臓器提供を待ちながらチャンスがなくが1日に17人亡くなっているとのことです。

これまでも、ブタの心臓弁の移植はすでに広く行われています。
今回、男性に使われたブタの心臓は遺伝子操作されたもので、今後さらに移植医療の技術開発が進むことが期待されています。

BBCニュース「遺伝子操作したブタの心臓を男性に移植、世界初 アメリカ」
https://www.bbc.com/japanese/59947468(最終アクセス2022/02/18)

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